「簿記検定」と「簿記能力検定」
ひとくちに簿記検定といっても2種類あること、ご存知でした?
「簿記検定」というのは日商簿記検定のことで、日本商工会議所が実施している資格試験です。
「簿記能力検定」は「全経」(全国経理教育協会)というところが実施している資格試験です。
どちらも歴史のある資格試験ですが、いろいろ調べると、実はもうひとつ検定がありました。
全国商業高等学校協会主催 全商簿記検定
一般的に簿記検定というと日商簿記検定を指さすようです。
全商簿記検定と全経簿記検定は、ほぼ同じレベルですが、日商簿記検定になると1つ上の級ぐらいの難易度になるようです。
全商簿記検定の2級は、日商簿記検定の3級程度のレベルとも言われています。
これは、日商簿記検定では試験ランクが入門級の「4級」から最上級の「1級」までの4段階に分かれていますが、それに対して全経簿記検定のほうでは、「4級」から「1級」ときて、さらにその上に最上級の「上級」が設定されており、5段階に分かれた試験体系となってるからです。
両者の各級試験の難易度的な対応関係としては、日商簿記の「1級」と全経簿記の「上級」が、日商簿記の「2級」と全経簿記の「1級」が……と、1ランク分ずれたかたちで対応しているとされているからです。
国家資格以外ではいろいろな協会がそれぞれ資格を設定しているので、同じ資格と思っていたら、実は別の資格だった・・ということもあります。
資格の勉強をはじめる前に調べてみることも必要だと思います。
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