子育て退職、減らす社会へ…格差社会と女性 その3
読売・早大 女性アカデミア21詳細 その3です
競争のスタートは公平か
現代は経済合理性、つまり効率性が重視される社会だ。その効率性を求めて競争が盛んになる。では、「格差」あるいは「格差感」は当然のことなのか。そこで考えるべきは「果たして競争の条件は公正なのか」という点だ。
例えば日々の家事労働を男女は等しく負っているか。出産という男女非対称のイベントを男女は分担しあっているか。育児はどうか。そういうそもそものスタート条件を問い直して初めて「格差」と「競争」の関係が見えるはず。その検証なしに昨今の「格差」を「経済合理性追求の結果」と言い切ることはできない。
「正規」「非正規」の格差は、バブル崩壊後の「失われた10年」を企業が切り抜けるための必死の人件費節約の結果だ。とりあえず企業がこれで体力を回復したことは事実。しかし少子化で労働力が逼迫(ひっぱく)する中、教育訓練をほどこさない「非正規」の人材では次の段階で企業の体力をそぐことになる。産業界は新たな課題も背負い込んでいる。
自分を安売りしない道を…
YOMIURI ONLINEより引用
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